Newton(2019年6月号)
とことんわかりやすい”見る教科書” 化学
アロマセラピーの知識を深めるためには欠かせない化学。
化学全般のうちの「有機化学のみ」しかもその一部の勉強なので、化学が得意の方は「少なくていいよね」なんておっしゃったりもしますが、化学が苦手な立場から言えばとんでもないことで、一番悩ましくつらい勉強だったりすることも。
「アロマの化学」に特化した書籍はまだまだ少なく、どうしても基礎的なことは(理解しづらいので)すっとばして、なんとなく解った気にはなってしまいがち。「なんで香りの勉強で化学が必要なんですか?」と聞かれることもありますが、それはそれぞれの精油の個性を知り、より安全にアロマセラピーを実践するため。最初に基本をしっかり理解しておくと、暗記だけでは培われない基礎体力がしっかりとつきます。
さて、つい先日たまたま手にとった「ニュートン」。
これが面白いほど、AEAJインストラクターテキストに出てくる内容を網羅していました。
「暮らしの中の化学」という視点から有機化合物・官能基・異性体・ベンゼン環・油脂、等々について理解しやすい解説が掲載、そしてトピックには「香り」のことも。嗅覚のしくみについても解説されているし、よくよく見れば「がんゲノム医療」のページにはDNA転写についても記載が。
化学の奥深さを身近な例で楽しみながら知ることができる盛りだくさんな一冊です。
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AEAJのアロマテラピーインストラクターの資格取得を目指していらっしゃる方。
もしくは同レベルのお勉強をされている方に。そして化学に興味のある方に。
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目次などの参照になさって下さい。
(定価990円+税)
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